匠 vol.2 『Where there’s a will, there’s a way!』
“志”があるところに道は拓ける!
ヨガ世界大会ワールドチャンピオン 三和由香利
「Asana(アーサナ)」と呼ばれるポージングと呼吸法で心身を癒すヨガ。日本では、ヨガ講師として認定されるための国家試験や統一された資格試験はまだ存在しない。しかし、健康のため、ストレス解消のため、美容のためにとヨガ人口は現在、増加の一途にある。アメリカでは2,000万人以上と言われ、日本でも1990年代から急増し、今では350万人に上る。ヨガ発祥の地インドではヨガ大学も設立されるなど、その人口は全世界で3億人とも言われている。
そんな中、2007年から5年連続ヨガの世界大会「International Yoga Asana Championship」に日本代表として出場し、 2011年日本人初のワールドチャンピオンとなった女性がいる──それが、ヨガ・ピラティス講師/ヨガコーディネーター・三和由香利氏。
五感をフルに使い、自由な発想で活躍の場を広げる、輝ける「匠」。
三和氏は言う「Where there’s a will, there’s a way!(“志”があるところに道は拓ける)」と。
地にしっかりと足をつけ、一日一日を大切に生きる。それでも彼女は型にとらわれることなく、どこまでも自由だ。ヨガとの出合いからワールドチャンピオンになるまで、そして、これから……。何が彼女の原動力となっているのか? 三和由香利氏が一流と言われる所以に迫る。
ヨガとの出合い
ロサンゼルスにてダンス全般のスキルや語学を学ぶ中、体づくりの為に通い始めたのが「ヨガ」だった。それが日本では当時、まだあまり認知されていなかった「ホットヨガ」との出合いだったそうだ。
「スポーツのように体を酷使するのではなく、体を整えることができるヨガをいろいろな人に伝えたい! ホットヨガを日本でも広めたい!」そう思った彼女の行動は早かった。すぐにホットヨガ考案者の元に赴き教えを請う。そしてトレーニングを積み、資格を取得した後はビザが4年も残っていたにも関わらず、すぐに帰国しその指導を始めた。
可能性は無限大
「“ワールドチャンピオン”という肩書きは関係ないんです。誰かと比べることなく、誰に対しても敬意を払い、謙虚に取り組む。可能性はいつも無限大に広がっています。だから、いつからでも、何歳からでも「スタート」できるんです!」そう言った彼女は、肩書きに関わらず、その存在だけで「一流」を感じさせた。
すべての“壁”を越えて
「国や文化、言葉の壁を超えて自分のパフォーマンスに感動の涙を流してくれることが本当に嬉しかったです」。
それに加えて、海外で活動することで日本に居るときには気付けなかった日本の素晴らしさや日本人であることの誇りを感じるようになったと言う。「これからも固定観念にとらわれないグローバルな広い視野を持ち続けたいと思います」。
すべての壁を越えて向けられた多くの笑顔が彼女の原動力の一つなのだろう。
限界は作らない
「世界遺産や、日本全国の名所の制覇したいですね(笑)」……達成の報告を心待ちにしたい素敵な野望だ(笑)。
他にも以前、NHKのヨガ番組で発刊したテキストのような ヨガを楽しんでもらうための書籍やDVDの出版など、ヨガを広めるためのアイデアはいくつも持っている。
インタビューの最後にどうしても伝えたい! と、こんなメッセージを受け取った。
「ヨガは柔軟でなければできないのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。硬い方ほどほぐしてあげてほしいです。はじめは誰でも初心者。ヨガは10年やっていても、人で言えばまだ小学生くらいです。
いくつになっても体は変わります。人と比べずに自分と向き合って、焦らずに一歩一歩進んでほしいです。
自分に限界を作らず、固定観念を捨て、体よりも心や考え方、マインドを柔らかくしてみてください。」
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匠 のこだわり
ROXYのウエア / Mandukaのヨガマット / ヘッドギアのBUFF

10年前に自ら提案書を出してから始まった縁で、今ではアンバサダーやイベントレッスン等でも仕事をしている『ROXY(ロキシー)のウエア』。最近は沢山のヨガウエアがあるが、その中でも「カワイイだけでなく機能性も充実していて、着用するだけでも気分が上がる」そうだ。
2つ目に挙げていただいたのが、プラチナアンバサダーをしている『Manduka(マンドュカ)のヨガマット』はレッスンを行う際の必需品。グリップ力に秀でており、機能性が抜群な点がポイント。
そして、3つ目が『ヘッドギアのBUFF(バフ)』。パフォーマンス時のヘアーバンドや屋外イベント時の防寒対策としてネックウォーマーにしたり、ビーチヨガ時の日焼け対策など、「さまざまな用途に使えて手放せない」。
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